みなさん、自分の思い込みなどで物事を判断してしまうことが多い、何か対策はないものかと思ったことはありませんか?
この記事では、自分の思い込みで判断してしまうこと(確証バイアス)とは何か。そのような判断を取らないようにするにはどうすればいいのかについて書いていきます。
この記事を読んだ後には、少しずつ日常の中で、バイアスや先入観を持って判断しないように癖づける方法を身に着けることができるでしょう!
では早速本題です。
確証バイアスとは?

まずは、確証バイアスとはどのような意味なのか、確認していきましょう。
認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。
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わかりやすく言い換えると、物事を自分の中の先入観を加えて判断するということですね。
確証バイアスという言い方をすると難しいですが、これは毎日行われてしまうと言っても過言ではないかと思います。
第三者の視点に立って、客観的に物事を考えるということができていない状態とも言えます。
確証バイアスはなぜ存在するの?
それでは、なぜ確証バイアスというものがそもそも発生してしまうのかなのですが、結論、自分にとって居心地がいい考えに持っていきたい、本能的な心理と言われています。
人間である以上、自分にとって都合のいい考え方を持ってしますことは、正常です。
確証バイアスが発生すること自体は全く悪ではなく、むしろあって当然のことと言えます。
ただ、本能的な心理なのだから、偏見を持ったり色眼鏡で判断したりすることは仕方ないと、開き直ってはいけません。
本能的であることと、自己中心的であることは別ですので、対策をみていきましょう。
確証バイアスの対処法は?

確証バイアスの対策および対処法は以下の3つです!
1、情報の出どころが偏っていないかチェックすること。
→ 参考にする情報というのは、バランスをとるようにしないと偏ってしまうものです。あまり知らない他人を批判したいと考えた時、実は自分が無知なだけだったという状態に陥らないように注意しましょう><
2、視点が限定されていないかチェックすること。
→ 自分の主張とは違う意見に耳を傾けましょう。主張の違いを認識することが、確証バイアスの対策になります。
3、自他共に確証バイアスは存在するのだと受け入れること。
他の人にも確実に確証バイアスは存在します。バイアスのかかった行動や発言をする人がいたとしても、それを卑下したり下にみることはしないようにしましょう。下に見てしまうこと自体が確証バイアスとも言えます。
いかがでしょう。
確証バイアスがよくかかっているなと認識している方は、ぜひ参考にしてみてください!
おすすめ書籍の紹介
1つ目は、確証バイアスをメインで扱っている訳ではありませんが、人々はなぜバイアスをかけて物事を判断してしまうのかということを、都市伝説やフェイクニュースの事例から考えることができる本です。読みやすくて面白い本なのでぜひ読んでみてくだい!
2つ目は、客観的に物事を考える上で必要な、論理的思考力をカンタンに理解できる本です。
イラストや図がたくさんありかなり読みやすいですが、本質的なことばかりが書かれていて、非常に参考になります。
まとめ

まとめです!
確証バイアスとは物事を自分の中の先入観を加えて判断することと言える。
自分にとって居心地がいい考えに持っていきたい、本能的な心理が隠れている。
対策・対処法としては、
1、情報の出どころが偏っていないかチェックすること。
2、視点が限定されていないかチェックすること。
3、自他共に確証バイアスは存在するのだと受け入れること。
の3つ。
確証バイアスや先入観を抱くことに課題感を感じている方!そう思えている時点で客観的に考えることはできていますよ!
少しずつ習慣を変えていきましょう!
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